姿勢で肩こり・腰痛を解消する3ステップを知っていますか?③~足・脚編~
全3回で、
姿勢についてお話ししていきます。
今日は第3話。
第1回目基礎編《筋肉と骨の役割》
→姿勢で肩こり・腰痛を解消する3ステップを知っていますか?① 〜基礎編〜 - UCIRメソッドの齋藤宗隆があなたに送る健康備忘録
第2回《背骨》
→姿勢で肩こり・腰痛を解消する3ステップを知っていますか?② ~背骨編~ - UCIRメソッドの齋藤宗隆があなたに送る健康備忘録
第3回《足・脚》
前回は、
【背骨の使い方】
ということをお話ししました。
今回は、
《足・脚の認識》
です。
O脚・X脚・ガニ股・内股・外反母趾・扁平足など
アシ(足・脚)のトラブルは非常に多いです。
ヒトは、
唯一2本足で歩く生き物。
その分カラダを支えるアシの使い方次第で、
姿勢はどのようにも変えられます。
先日観に行ったお芝居でのことです。
女優さんのO脚が気になって、
演技に全く集中できなかったんです。
姿勢やアシは、
スポーツ選手などのパフォーマンスにも大きく関係しますが、
女優さんなどは演技以前に間違った情報を与えてしまうことにもなります。
お姫様を演じていたのですが、
O脚だと町娘に見えてしまったり。
姿勢やアシで
「あなたがどんなヒトか」
が伝わってしまうのです。
【足・脚の働き】
アシは、
歩いたり走ったり、
立っているときはもちろん、
踏ん張るときにも使います。
動くためにはかかせないし、
あなたが思っている以上に頑張ってくれているのが
<アシ(足・脚)>
なのです。
また、
心臓から全身に送られた血液がアシの先端まで届きます。
アシ(特にふくらはぎ)は、
その血液を心臓に押し上げる働きもしています。
心臓には、
押し出す力はあっても、
血液を戻す力はないのです。
このアシの働きが思うようにいかなくなると、
・血圧の変化
・食欲の増減
・不快感
・アシが攣(つ)る
などの原因になります。
全身の健康のためにも、
とても大切な部位です。
【骨格】
「人間のアシの骨の数、
いくつか知っていますか??」
考えたことすらないですよね??
もちろん数字を覚える必要はないです。
知って欲しいのは、
<割合=重要度>
です。
本質の部分。
人間のアシの骨の数は通常片アシだと28個。
両アシで56個です。
小指の関節がくっついてしまっている人もいるので、
その場合、27個。
両アシで54個。
と、
とても多いです。
沖縄のテビチ(豚足)が好きな方は想像できると思いますが、
よぉく煮込まれているテビチを食べ進めると、
たくさんの骨からなっているのがよくわかります。
全身の骨の数が208個なので、
その1/4がアシの骨ということになります。
アシはカラダを支える大切な部位です。
体重がかかり、
それを支えながらも動きやすい構造となると、
小さな骨がたくさん必要になります。
一番体重がかかるのは、
かかとの部分の足根骨という骨で、
体重の90%を7つの骨で受けています。
<趾(指)骨>
全部で14個の骨で形成されています。
足の先端から、
4個の足趾末節骨、
同じく4個の足趾中節骨、母趾末節骨が一つに基節骨が7個となっています。
<中足骨>
5個の中足骨、内側種子骨と外側種子骨がそれぞれ一つずつあります。
<中根骨>
内側楔(くさび)状骨、中間楔状骨、外側楔状骨、舟状骨、立方骨、距骨、踵骨の7つです。
また、
体の中の筋肉の70%がアシにあり、
この筋肉の働きによって私たちは動くことができ、
血液を心臓へと押し上げることができるのです。
足の裏全体には神経が集まっていて、
大脳へとつながっています。
足の裏に髪の毛一本で踏んでいれば、
途端にでカラダのバランスが崩れます。
こんな経験はありませんか??
靴の中に入った小石で、
「イタっ!」
って思って、
靴から取り出してみると、
思ったより石が小さかったことないですか??
「こんな小さいヤツにこの反応!?」
みたいな笑
それだけ<アシの裏は繊細>なんです。
足にトラブルがあると、
カラダになにかしらの不調が起きるというのも分かりますね。
ちょっときつめのサイズの合わない靴を履いただけでも、
たちまちトラブルは起きます。
【股関節で歩く】
ここまでアシの重要さを書いてきましたので、
ここからは使い方に入っていきます。
足首からの下の、
いわゆる足に関しては、
なかなか使い方の意識を向けづらいので、
「28個からなってるんだなぁ」
くらいでいいです。
それよりも重要なのは、
股関節の使い方です。
<股関節>
股間の節ではなく、股の関節です。
骨盤と脚部をつなぐ関節なんですが、
実は非常に自由度が高いんです。
あなたは、
「骨盤を<ひとつの箱>みたいにイメージしてませんか?」
お馴染み、
ロボットの「ガンダム」
です。
このイメージは、
今この瞬間から忘れてください。
ホントは、
こうです。
↓
はい。
股関節は、
肩関節と同じ、
臼状関節という関節で、
腕のように、
<前・後ろ・上・下・左右・ねじり>
ととても自由に動くんです。
でも、
ガンダムみたいな骨盤・股関節のイメージを持っていると、
勝手に可動域に制限をかけてしまっているのです。
股関節も骨盤も、
<箱ではなく自由に動いて>、
動かすことで
「コリや緊張を取ることができる」
いうことを、
しっかりと認識してください。
股関節・骨盤周りの筋肉がゆるんでくると、
背骨や首にも柔軟性が戻ってきます。
結果として、
肩こり・腰痛にも変化が出ます。
【裸足がおすすめ】
そして、
先にも書いたように、
足の裏にはツボが集中しています。
裸足でいるとツボが刺激され、
血行もよくなりますし、
「28の骨がある」という意識があれば、
その骨もコントロールができるようになってきます。
靴を履いていると、
「アシはひとつ」の感じがしますが、
「28個もの骨」
で構成されています。
その感覚を取り戻すのに、
裸足はとてもおすすめです。
※ 裸足の詳しい理由・靴に関してはこちらの過去の投稿を参考にしてみてください。
→勝手にヒップアップ!カラダのチカラ① - UCIRメソッドの齋藤宗隆があなたに送る健康備忘録
→勝手にヒップアップ!カラダのチカラ② - UCIRメソッドの齋藤宗隆があなたに送る健康備忘録
幼稚園や保育園では裸足を推奨しているところもたくさんあります。
子供に必要なものは、
もちろん大人にも、
むしろ大人にこそ必要です。
アシの疲れも減りますのでおすすめです!
また、
大地・土に直接触れることで、
アーシング(カラダに溜まった電気の放出)にも良い。
早く、
《ガンダムからヒトになりましょう!》笑
まずは、 あなた自身のカラダのズレと向き合うことから始めてみませんか??
「人は学び、成長する。
健康のその先へ。
笑顔のその先へ。」
《習慣をデザインして、毎日をハッピーに。》
さぁ、新しい自分に会いに行こう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!